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まっつのブログって名前、氾濫しすぎだろ!

いまだ「男の子」を抜け出せない大学生のブログ。

浮気について思うこと

冗語

僕は浮気をしたいと思ったことがある。
なんなら、今もそうした心境のさなかにいる。
そこでふっと考える。「浮気」ってなんだ?

 

いくえみ綾は『あなたのことはそれほど』の中で「手、つないだらアウト」と言わせている。
かと思えば僕の女友達は僕と会うときに「彼氏がめんどくさい人だから、日程合わせるの時間かかるかも」と申し訳なさそうに言ってきた。もちろん、やましいことなんか何もしていない。ランチをしただけ。でも、その彼氏さんのように、彼女が異性とご飯を食べるだけでも嫌な気持ちになる人もいる。
そもそも「浮気」の定義自体が人によって違いすぎる。
「彼氏持ちの女性とご飯を食べに行く」ことまで「浮気」に含めるなら、モテたことのない(彼女いない歴=年齢、もうそろそろ笑えない)僕だって相当な浮気者だ。自分からすることは滅多にないが、女性へのボディタッチだって経験がある。それも浮気の一部か?
「相手の交際相手、その周りの人が嫌がると感じた一線、そこを踏み越えたら浮気」という定義を暫定的に与えることはできそうだ。でも、『「浮気」の定義を行為に求められない』という事実が、いろんなことをややこしくしている気もする。

 

僕は浮気をしたいと思っている。
さっき暫定的に与えた定義の中の「相手の交際相手、その周りの人が嫌がると感じた一線」を越えてみたいと思ったことが、僕は何度もある。

異性と継続的な関係を築けると信じていないこと、そもそも生身の女性に接することに潜在的な恐怖があること(高1後半〜高3までは顕在的だったからまだマシ…なのか?)、「浮気って最低だよね」なんて、なんで簡単に言えるんだ?自分が当事者になりうる可能性を考えたことがないの?ワンナイトの経験はあなたにない?『あなたのことはそれほど』の美都みたいなケースがあなたに起きないと、確信を持って言える?という疑念。それらが重なって、浮気に対するハードルが自分の中でとても低いものになっている。プラス自己肯定感の低さもあって、浮気されても「しょうがなくね?」という気持ちになるであろうことも想像できる。浮気されるのは、された側が悪いと思っている。魅力がないとか望んだことをしてくれないとか、浮気の理由はなんでも構わない。それでも交際関係を解消しないのは、そんなデメリットがあってもなお残るメリットのためなんだと思う。「別れるのがめんどくさい」という消極的な理由もあるかもだけど。浮気はつまるところ代理行為なんじゃないかと思う。本当に好きになった人ができないことを他の人にやってもらう。それが浮気の目的であり、魅力なんじゃないか。そのことがそんなに悪いことなのか、というのも僕にはわからない。

 

僕は浮気をしたいと思っている。
今までの話の流れを汲んで言い換えるなら、『「相手の交際相手、その周りの人が嫌がると感じた一線」がどこかにあったとしても、相手が感じている不満や、交際相手ではどうしても埋められないもののためにできることがあるならやりたいと思う』となるかな。ヒールで大いに構わない、他の誰かを傷つけても、そうしたいと思ったことがある。

……綺麗事臭いな。もちろん自分の中にある加害性も、自分を浮気に向かわせるキーになっている。誰かを傷つけてやりたいという気持ちが多分にある。それがむしろメインだと思う。殺人に興味がない代わりに、浮気には興味がある。傷つける手段として、浮気という方法を試してみたいと思う。友人にこのことを話した時、「最低じゃない?」と言われた。もっともだ。

浮気を推進するつもりは毛頭ない。そんなことはできない。浮気の当事者になるのなら、後ろめたさを持つべきだと思うし、被害者面なんてなおさらするべきでないと思う。色々な人に迷惑をかけている(離婚するための材料として民法に規定があるくらいだ、良い事ではない)という自覚を持ったまま、ヒールであり続ける覚悟がないのならするべきでない。

でも、さっき言い換えた考えのために、僕は浮気を完全に悪いものとも思えないし、言い換えた考えと自分の加害性のために、浮気をしたいとも思う。誰かの浮気を「正義」の名の下に止めたり、浮気をしている人間に安易に『悪者』というレッテルを貼ることもできない。

フォローにならないフォローをするなら、実際に浮気をしたことはない。そんな状況にもし自分がぶち当たった時には踏みとどまるべきだともちろん思う。傷つく人がたくさんいるのもわかる。みんな人間だ。でも、踏みとどまれる自信は、今のところそんなにない。


追記色々(まとまらなさ100万点)
1:「相手の交際相手に秘密にしたら浮気」という線の引き方もあるだろう。確かに、秘密にならなければ「浮気」とは言えないような気がする。

2:浮気などと縁のない生涯が理想だし、好きになった人とお付き合いをして結婚、という手順を一度でも踏める人生は素晴らしいと思う。自分もそれをやりたい。本当に、本当に心からこうなりたい。望んでいる。ただ、自分にその打順は回ってこないのでは、という諦めがある。どれだけ頑張って好きな人にアプローチや告白をしても、後日ネットに悪口を書かれるのがいいところだ(実体験)。それでも好きな人にはアプローチするけどね。

3:浮気をしたとわかる人に過去二度ほど遭遇し、相談を受けたことがある。一度目は高校2年の時の同級生、当時の友人の彼女だった。二度目は高校卒業後、フリーター時代のバイト先の8つ上の女の先輩。2人の口からともに出てきた言葉は「会っている間は、セックスしている間は楽しかった」だった。

4:まずは彼女作れよ。

 

5:浮気には二つの側面があると思う。

①「交際相手以外の人と親しくする」という、交際中の二人のうち片方と第三者との関係

② ①の関係を交際相手に言わずにおくという、交際中の二人の間の関係

百歩譲って②にやっかむ人がいるのはわかる。親しい間柄であるはずの相手との透明性が確保されないことに憤りを感じることはあるだろう。しかし、①に激昂する人の気持ちが今もってよくわからない。