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ロックバンドの意地/hyukoh『23』

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 韓国はソウルのホンデ地方出身の4ピースバンド。今作が1stフルアルバム。過去の2枚のEPに見られた煙たい音像やドラマ主題歌「Masitnonsoul」での手数の多い性急なビートは本作では封印。各楽器の音の粒立ちを強調しゆったりめのBPMの楽曲を多く配することで、スタジアムロックと呼んでも差し支えない位に見通しのよいアルバムを完成させた。

 「韓国のSuchmos」と称されることが度々ある彼ら。確かに両者とも「ロックバンドである」ことに強いアイデンティティを見出してはいる。しかし、ジャンルとフォーマットのどちらに重きを置くか?という問いへの答えは異なるのではないだろうか。Suchmosがジャンルの内部でロックバンドというフォーマットを操るのに対し、hyukohはフォーマットの中にジャンルを取り込んでいる印象だ。ファンクやソウル、ジャズなど様々な要素を含みつつも清涼感あるアレンジで統一させているあたりに「鳴らしたい音をロックバンドで鳴らしきる」という気概が伺える。そう考えたとき、自分の頭の中に浮かんだ日本のバンドはSuchmosではなく、『光源』以前のBase Ball Bearだったりしたんですけどどうなんでしょう。